使い方2026.07.06 · 6分 READ

Difyの使い方【2026年版】ノーコードでAIアプリを作る

みんなのAI勉強会
NY-BASED WRITER

Difyの使い方を、2026年の最新版で、初心者にもわかるように解説します。Dify(ディファイ)は、コードをほとんど書かずに、AIチャットボットやAIアプリを作れるオープンソースのツール。自分の資料を読み込ませて答える“社内Q&Aボット”や、作業を自動化するワークフローを、画面の操作で組み立てられます。この記事では、何が作れるか、始め方、そして見落としがちな“2層の料金”やライセンスの注意まで、正直にまとめます。

「自社のデータで動くAIを作りたい」人に、ぴったりです。さっそく見ていきましょう。

Difyの使い方を、2026年版の完全ガイドとして。ノーコードでAIアプリを作る。

01Difyとは?(ノーコードでAIアプリを作る)

Difyは、AIアプリ開発のためのオープンソースのプラットフォームです。特徴は3つ。①チャットボットやワークフローを、画面の操作で組み立てられる(ノーコード/ローコード)。②自分の文書を読み込ませて、その内容にもとづいて答えさせられる(RAG=知識ベース)。③使うAIモデルを選べる(OpenAI・Claude・Geminiなど)。作ったものは、Webアプリや埋め込み、APIとして公開できます。

02何が作れる? アプリの種類

Difyで作れるアプリは、おもに次の通りです。

チャットボット・エージェント・ワークフロー・チャットフロー・テキスト生成+知識ベース(RAG)。
  • チャットボット:会話形式のAI。社内Q&Aや問い合わせ対応に
  • エージェント:ツールを使い、手順を考えて作業するAI
  • ワークフロー:入力→処理→出力を自動化(要約・分類・レポート生成など)
  • チャットフロー:会話しながら、裏で処理を流す対話アプリ
  • テキスト生成:要約・翻訳・分類などの一発タスク
  • 知識ベース(RAG):自分の文書を読み込ませ、出典つきで答えさせる

03Cloudとセルフホスト、どっちを選ぶ?

Difyには2つの使い方があります。目的で選びましょう。

すぐ試す・運用ラクは Cloud。機密データ・自由なカスタムは セルフホスト。
  • Dify Cloud:登録すればすぐ使える。サーバー管理が不要で手軽(無料のお試し枠あり)
  • セルフホスト(自分のサーバー):オープンソースなので無料で使えるが、構築・運用・セキュリティは自己責任。機密データを自社内に置きたいときに

迷ったら、まずは手軽なCloudで試すのがおすすめ。機密性が重要なら、セルフホストを検討します。

04始め方(Cloud・5ステップ)

Cloudでの始め方は、この流れです。

登録→モデルのAPIキー設定→アプリ作成→知識ベース追加→公開。5ステップ。
  • 1. cloud.dify.ai に登録(Google・GitHubなど)
  • 2. 設定で、使うAIモデルのAPIキーを入れる(OpenAIやClaudeなど)
  • 3. アプリを作成(まずはチャットボット)。使うモデルを選ぶ
  • 4. (任意)知識ベースに、PDFなどの文書をアップロード(RAG)
  • 5. プレイグラウンドでテストし、Webアプリ・埋め込み・APIで公開

05料金は“2層”|Dify+モデル利用料(重要)

ここが、いちばん誤解されやすいところ。Difyの料金は、2つに分かれています。

①Difyの利用料(Cloudのプラン or 自前サーバー)+②使うAIモデルのAPI料金は別。
  • ① Difyの利用料:Cloudは無料のお試し枠+有料プラン。セルフホストはオープンソースで無料(ただしサーバー代は自己負担)
  • ② モデルのAPI料金:Dify自体はAIを内蔵していません。OpenAIやClaudeなどのAPIキーを自分で用意し、その利用料は各社へ別途支払います

つまり「Difyの料金だけ見て無料」と思わず、“モデルの利用料が別でかかる”と覚えておきましょう。料金やプランは変わるので、最新は公式で確認を。

06社内Q&Aボットの作り方(RAGの基本)

いちばん人気の使い方が、自分の資料に答える「RAGチャットボット」。流れはこう。まず「知識ベース」にPDFやテキストをアップロード(文章の分割や検索用の処理は自動)。次に、チャットボットアプリの「コンテキスト」に、その知識ベースを紐づけます。あとはプレイグラウンドで質問してテスト。出典つきで、自社の情報にもとづいた答えが返ってきます。コツは、大きなPDFは見出しごとに分けて入れること。検索の精度が上がります。

  • 活用例:社内マニュアルQ&A、カスタマーサポート、議事録の要約・ToDo抽出、問い合わせの一次対応、複数資料からのレポート作成

07「ノーコード」の境界線(正直に)

Difyは「ノーコード」と言われますが、正直に線を引いておきます。シンプルなチャットボットや基本のワークフローは、コードなしで作れます。ただし、複雑な分岐や、コードノードを使った高度な処理、変数の細かい操作になると、ある程度の技術知識があったほうがスムーズ。まずは簡単なボットから始めて、少しずつ広げるのがおすすめです。

08GPTsやn8nとの使い分け

似たツールとの違いは、目的で考えると、すっきりします。

自分のデータでアプリ化=Dify、手軽なボット=GPTs、業務自動化=n8n。
  • Dify:自分のデータ(RAG)やワークフローでAIアプリを作り、公開・API化したいとき
  • ChatGPTのGPTs:ChatGPTの中で、手軽にカスタムボットを作りたいとき
  • n8n:いろいろなサービスをつないで、業務全体を自動化したいとき

09ライセンスと注意点

最後に、押さえておきたいポイントを。

  • ライセンス:Difyは、Apache 2.0をベースにした独自ライセンス(追加条件つき)。マルチテナントのSaaSとして再提供することや、ロゴ・著作権表示の改変には制限あり(社内利用・API・埋め込みは通常OK)。詳細は公式を確認
  • セルフホストは自己責任:運用・更新・セキュリティ・バックアップは自分で
  • 機密データ:知識ベースに入れる文書やAPIキーの管理は、社内ルールに従う
  • RAGでも誤りはゼロでない:大事な回答は、出典を開いて確認を

10よくある質問(FAQ)

最後に、Difyについて、よく聞かれる質問にお答えします。

  • Q. 無料で使える?いくらかかる? → A. Cloudに無料のお試し枠、セルフホストはOSSで無料。ただし使うAIモデルのAPI料金が別にかかります(合計で考えて)。
  • Q. プログラミングは要る? → A. 簡単なものは不要。複雑な処理は技術知識があると有利です。
  • Q. 自分の資料で答えさせられる? → A. はい。知識ベース(RAG)に文書を入れればOKです。
  • Q. 日本語で使える? → A. UIも日本語に切り替えられ、日本語の利用もできます。
  • Q. 商用利用できる? → A. 社内利用やAPI・埋め込みは通常OK。再販(マルチテナント)等は条件あり、規約を確認。

11まとめ:まずは小さなボットを、ひとつ作ってみよう

Difyは、コードをほとんど書かずに、自分のデータで動くAIアプリを作れるツールです。Cloudに登録して、モデルのAPIキーを入れ、チャットボットを作るだけ。RAGを使えば、社内の資料に答えるボットも作れます。大事なのは、料金が“2層”(Dify+モデル)だと理解しておくこと。まずは小さなQ&Aボットを、ひとつ作ってみてください。——あなたなら、最初にどんなAIアプリを作ってみたいですか。

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